2008年11月15日土曜日

本を読む本

本日の1冊は、多くの人が名著と呼んでいる本です。



本書においても、本を読む目的を明確にすること、本を読む前にまずその本の構造を理解すること、キーワードを抽出して著者がどのようにそのキーワードを使っているかを、前後の文章を読んで理解すること等、私の受講した「フォトリーディング」や、先日紹介した「フォーカスリーディング」に共通した部分がかなりあります。

本書の良いところは、フォトリーディングでは「右脳の力の活用」、フォーカスリーディングでは「訓練」と、ある意味で単純に割り切ってしまっていた部分について、その背景にある考え方を過去の名著を挙げながら具体的に述べているところです。逆に言うと少し理屈っぽくて難しいとも言えるかもしれませんし、過去の名著と言っても欧米人かつ相当な読書好き以外は知らない書籍の例が多いという点は、かなり本書の敷居を高くしているとも言えます。ただ、本を読むことを極めるのであれば、読んでおくべき本と言える1冊です。

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