2008年12月8日月曜日

脳を生かす仕事術 茂木健一郎著

本日は、わが母校でも教鞭を取られている茂木先生の、有名な「脳を生かす」シリーズからの1冊を選びました。



本書で述べられている「仕事術」は、先日の「仕事は頭でするな、身体でせよ!」にもかなり似た考え方で、私としてはちょっとした驚きを覚えました。なにしろ「頭でするな」という本と、「脳を生かす」という本で、言っている内容がかなり似ているからです。

例えば、本書では悩まず「まず形にしてみる」、「新たな情報が入ってきたら、すぐにその時点で処理する」といったことは、脳科学的にも良いとされているとのこと。前者についてさらに言うと、「まず形にして、それをあえて客観的に観察し、他人の作品を見るように、良い点と悪い点を探す」ことで、脳の「感覚系回路」と「運動系回路」が同じ情報を共有できるとのこと。また、「新たな情報が入ってきたら、すぐにその時点で処理する」ことで、頭の回転が落ちるのを防げるということでした。

また、「いいものをたくさん見聞きする」が脳には重要であり、脳に良いことをたくさん経験することで、意欲が生まれ、結果として脳の創造力が高まると述べられています。

最近東響コーラスのコンサートでオーケストラやソリストの演奏を聴くことが多い私の脳も、少しは成長するかも!?

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