2009年2月25日水曜日

ユダヤ人大富豪の教え 本田健著

今回の本には、本田健さんが20歳の時にフロリダで出会った大富豪ユダヤ人ゲラー氏からの教えが記されています。



幸せな金持ちになる17の秘訣ということで、以下の事が挙げられています。

1. 社会の成り立ちを知る

年に500万円稼ぐ人と、5000万円稼ぐ人と、5億円稼ぐ人の違いは何であるか、「自由人」と「不自由人」の違いは何か、といった視点から、社会の構造を分析しています。500万円稼ぐ人が、その努力を10倍にすることで5000万円稼げるかというとそうではないという例などから、お金儲けをしようと思ってもお金持ちにはなれないということに、強く納得させられました。

2. 自分を知り、大好きなことをやる

ここで「大好きなこと」というのは、「それをやるだけで楽しくてしょうがない、時間を忘れてしまう」ようなことであり、嫌なことを我慢して得るような収入では、本当のお金持ちにはなれない、というのがゲラー氏の主張です。当たり前のような話ですが、改めて言われると「なるほど」と思えます。

3. ものや人を見る目を養い、直感力を高める

これは限られた時間の中で適切な判断をするのには必須の要素ですね。

4. 思考と感情の力を知る

自分の人生を信頼することで、思考と感情をコントロールするべき、というのがゲラー氏の主張。後から出てくる17番目の秘訣にも近い内容ですが、要は何があっても動じず起きたことを受け入れるべき、ということですね。

5. セールスの達人になる

「モノやサービスを売る過程で、人から感謝され、応援され、深い喜びを得る、それに加えてご褒美としての経済的豊かさも手に入れる」という「売れるサイクル」を生み出すことが重要ということです。この辺りは和田さんも主張されていることにも近いですね。

6. スピーチの天才になる

と言っても、ペラペラしゃべるようになれということではなく、コミュニケーションの鍵は感情であるということです。

7. 人脈を使いこなす

これはいわゆるネットワークの原理を使うということですね。つまり、10人の知り合いがそれぞれ10人の知り合いを紹介してくれれば、全体で10+10×10=110人とのネットワークができるってことです。ここは、本田直之さんのレバレッジ人脈術にも通じるところですね。

8. お金の法則を学ぶ

お金を溜め込むのではなく、お金の「流れ」を上手く作ることによって、豊かさが維持・拡大されるということです。究極的にはお金のことを考えなくても済むようになるのが、本当の豊かさというのがゲラー氏の主張。私たちもそうなりたいですね・・・。

9. 自分のビジネスをもつ

お金持ちになるためには、儲かるビジネスを所有するのが一番手っ取り早い、ということです。

10. アラジンの魔法のランプの使い方をマスターする

わくわくするような目標を立てて、それを細分化し、達成した時のご褒美と失敗したときの罰を決め、目標達成をイメージし、そして実行に移す、という段階を踏むべきというのがゲラー氏の主張。ご褒美と罰というのが面白いです。

11. 多くの人に気持ちよく助けてもらう

時間には限りがあることを認識し、自分が不得意な部分は素直に人の助けを借りるべき、ということですね。

12. パートナーシップの力を知る

人が幸せを感じるのは、誰かと人間的なつながりを持った時であり、またその信頼関係から、通常では信じられない成功を生む、というのがゲラー氏の主張。

13. ミリオネア・メンタリティを身につける

理想をイメージし、お金を持っていないときから、お金持ちの気分で生活することが重要ってこと。うーん、なるほど。

14. 勇気をもって決断し、情熱的に行動すること

決断力を養う方法は、様々な局面において意識的に決断の経験を積むしかない、ということです。日常で何か判断をしなくてはならない局面というのは数多くありますが、それを意識的に行っているというと・・・。私も早速「意識的に」決断をするよう実践していきます!

15. 失敗とうまくつき合う

「失敗とは、あきらめてしまった時にのみ起こる」「(過去や未来ではなく)現在に意識を集中させる」など、私にとっては目から鱗が落ちるような内容が書かれています。あきらめなければ失敗することは無いと思うと、もう失敗を恐れることは無いですね。

16. 夢を見ること

ウォールト・ディズニー、ヘンリー・フォード、エジソンなどの例を挙げ、夢を見ることの重要性をゲラー氏が主張しています。これには私も強い共感を覚えます。

17. 人生がもたらす、すべてを受け取る

これは勝間さんも「起きていることはすべて正しい」で言っていることですね。

ダラダラと長くなりましたが、この本自体は本田さんが20歳で渡米された時のエピソードとして書かれており、面白く読める本ですよ。

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